~Skype&電話でお子さんの発達支援。ペアレント・トレーニングも開催~

グレーな卵、金の卵になあれ

「性教育」は「人権教育」・発達障害があってもなくても

hinamama 2015年02月28日 

 

最近は教育場面においては
「性教育」よりも「デートDV予防教育」のほうが
推進されているようです。

 

「デートDV」というのは、
恋人間に起こる心理的な支配やコントロールによる暴力のことです。

 

他者に気を配りすぎるこの社会の中で、
大切な恋人への配慮もエスカレートする傾向が
あるのでしょうか。

 

いえいえ、
相手を支配することを、または支配されることを
「愛」だと誤認することは、
成育歴における親との関係にも根源があります。

 

自分の価値観から自己選択をする「自律」ではなく、
親の意のままに「他律」され、
それを親からの愛情なんだと子ども期に教え込まれる。
「他律」が習慣化すると、
きらわれないために、
愛されるために、あるいは
恐怖のために判断基準を相手にゆだねてしまう。
こういう成育歴がある人も
支配・被支配関係に陥りやすい。

 

<誰の足も踏まない
誰からも足を踏ませない
誰かが足を踏まれていたら、見逃さない

 

人がひとりの人として自律し、
人権感覚を身につけていくことは
育ちのなかで必要不可欠です。
とくに、性的な事項において
自分で考え責任をもつ「性的自立」は、
大人になってからの人生に大きく影響していきます。>
(「おそい・はやい・81号」P.90より引用)

 

自分で考え責任をもつこと。

 

自分で考え責任をもち、
自分のこととしてものごとを考える力。
これを養うのが「人権教育」です。
性知識などなくても、
この人権感覚が身についていれば、
性情報が溢れていても
それに溺れることはないのではないでしょうか。

 

過度で安易な性情報が溢れていることを憂うのではなく、
溢れていても溺れない人権感覚を身につける努力をすれば
怖いものはないと思います。

 

「カッターナイフ」についても同じことが言えると思います。
人権感覚が身についていれば、
カッターナイフは人には向けないということは
当然わかるはずです。

 

「情報を整理したり評価して活用する能力」
のことを「情報リテラシー」といいます。
きちんと人権教育をすれば
情報リテラシーも身につきます。
これが「転ばぬ先の杖」となり、
これからの世の中のどんなニュースにも対抗できる、
そう思います。

 

だとすると、毎日子育てに気が抜けませんね。
だって、人権教育のネタは毎日転がっていますから。
私たち親も一生けん命生きないといけませんね。

 

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10代の妊娠出産が増え、性への関心は減っているのはなぜ?

hinamama 2015年02月27日 

 

アメリカほどではないけれど、日本でも、
10代の妊娠・出産が増えているそうです。

 

はじめてセックスをした年代の低年齢化も進んでいます。
日本性教育協会の調査によれば、
1987年には男女とも10パーセント前後だった
高校生のセックス経験者の割合は、
2005年には30パーセント前後になっているといいます。

 

その一方で、逆の動きも出ています。

 

「性的関心」をもつ高校生が減っているというのです。

 

1999年調査と2005年調査の間に、
男子高校生で13パーセント程度、
女子では20パーセントも
「性的関心」をもつ人が減っているというのです。

 

背景には、メディアによる性情報の過剰化もあるでしょう。
普通のことでは面白くないので、
大げさで生々しい情報が発信されます。
性を汚らわしいもの、非日常的なものとして
考える見方が広がってもおかしくない。

 

また、情報過多とは反対に、
生身の人間との関係をもつことは
希薄になっています。

 

ネット、SNSの普及により
他者に気を配りすぎる社会になっている昨今。
他者と深い人間関係をもつことが
「しんどい」状況がうまれつつあるのです。

 

他者と深い人間関係をもつのがしんどくなったのは、なぜ?

 

それは、現代社会が「リスク」におびえる社会になってしまったから。

 

どんな「リスク」におびえているの?

 

それは、日本が「モニタリング社会」になっていることが起因しているみたいです。
「モニタリング社会」とは、相互に監視しあう社会という意味だそうです。

 

つねに周囲を見まわし、自分に被害がおよばないよう配慮しつづける人が増えている、
という社会になっているということです。

 

「自分が傷つかないようにするために、他人にもできるだけ干渉しないようにしよう」
という意識が強くなっているのだそうです。

 

モニタリング社会になって
自分が傷つくリスクが多いから、
リスクが起こる前に心配ばかりしている、
ということでしょうか。

 

でも、リアルな恋愛からしか
真実の「性」は学べません。
リアルな恋愛にはリスクがいっぱいです。

 

リスクは避けられないもの。
人間にリスクは必要不可欠。

 

ヴァーチャルなリスクにおびえずに、
リアルなリスクを受け入れる、
そんな社会に戻したいものです。

 

今日の記事は
「おそい・はやい・ひくい・たかい
10歳からの『性』のこと、話そうか?」
81巻(2014年9月発行)
を参考にしました。

 

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同調性もカッターナイフも昔からある

hinamama 2015年02月26日 

 

子どもとネットの問題は
親である誰もが心配しています。

 

発達障害があってもなくても、
十代の子どもたちの誰もが
なんらかの形でネットに触れています。

 

親は心配でたまりません。
出来るだけ解禁する年齢は引き延ばしたい。
出来れば禁止したい。

 

でもね、今起こっている問題って、
本当にネットのせいですか?

 

「同調性」を重んじるのは日本人の気質であり、
昔からある文化です。

 

「長いものに巻かれろ」
「井の中の蛙」
こういう言葉が教訓となる国なのです。

 

悪口を書いた回覧板(メモ用紙)は
昔から出回っていたし、
それが落ちていれば回し読みされる。
仲間と同じ意見を言わなければ
(同調しなければ)
仲間外れにされる。
だから同調することにものすごいエネルギーを使う。

 

カッターナイフだって、
今より昔の方が普通に筆箱に入っていた。
昔は鉛筆けずりもカッターを使ったし、
みんな今の子よりもカッターの使い方が上手だった。

 

昔からあるそういうものが
凶器と化しているだけ。
カッターを凶器と名付けるのではなく、
カッターが凶器と呼ばれないようにと考える方が賢明だ。

 

というのが多くの専門家の意見です。
(心理の専門家じゃないですよ。
情報・社会の専門家です。)

 

私はこの話を、
「おそい・はやい」という雑誌の特集で目にしました。
何号だったか記憶にありませんが。

 

「カッターは紙を切ったり工作に使うものであり、
人に向けるものではありません。」

 

こういう具体的なことをひとつひとつ教えるのが
教育でありしつけです。

 

ひとつひとつの「道具」の扱い方を教える。
その物の使用目的、存在意義を理解させる。

 

携帯の目的って、なんでしたっけ?
それはコミュニケーションや便利性です。
返事が欲しいから問いかける。
返事がいらないことは伝える必要があるかな?

 

そこに辞書がないから、目が悪いから、
(ワーキングメモリに問題があるから)
ネットで調べる。
調べることが目的ならば、
「書き込み」は必要ないよね?
だから、ネットは「見るだけ」で「書き込み」や「参加」は禁止だよ。

 

子どもの頃から、ネットに限らずそういうしつけは
し続けなければなりません。
そういうしつけというのは、
「もの」に対するしつけです。
携帯を持つ歳になったからといって
急に知識を教え込んだって遅いのでは?

 

便利さにかまけて
「もの」に対する説明を省いちゃってるのは
私たち大人の責任ではないでしょうか。

 

だから、「ネット」とか「スマホ」とか「ゲーム」とか、
そういう言葉にとらわれてほしくない。
「もの」に対する慈しみ(いつくしみ)とか、
「もの」と真摯に対峙する気持ち。
こういうことを意識して生きていけば、
子どもは「ネット」では失敗しないと私は思います。

 

だって、これからの世の中、
ネットを抜きには考えられません。
ネットの比重は増える一方であり、
減る可能性など1パーセントもないのですから、
ただただ「禁止」「制限」というやり方では
やっていけませんよね。

 

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スマホ持たせるのと性教育は早い方がいい?

hinamama 2015年02月24日 

 

前回「ネットが怖い、でもやめられない」という記事を書きました。

ネットで流れる情報が、あたかも自分のことのように混同してしまう。
本当はその情報と自分とにはすごく距離のあることなのに。
(=その情報は自分とは全く関係ないのに)

 

「あなたとその情報には距離がある」
ということがわからない。

 

これが心配で、親は子どもにスマホを持たせるのが怖いのでしょう。

 

でもでも・・・

 

以前、「性教育ほど大切なことを人任せにできない」
ということを書きましたが、
(2014.2/24記事「性教育は告知に似ていると思う」
スマホも同じではないでしょうか。

 

親が伝えないで誰に任せられましょう?

 

親が子どもに手が届くうちでないと、
性教育も、情報の受け取り方(ネット)も、
きちんと伝えることはできません。

 

私もそうでした。
たぶん、皆さんも「どうしたらいいのか」
わからずにいらっしゃると思います。
でも、「わからないけど放っておけない」
「わからないけど聞いてほしい」
こういう気持ちは伝えられると思います。

 

「性教育はどこか外で教わってくればいい」
この考えはあまりにもったいない。
そんな大事なこと、人に任せていいんですか?

 

ネットも同じだと思います。

 

私の言っていることは過激でしょうか。
わかりにくいですか?

 

日を改めて、
「あなたとその情報には距離がある」とはどういうことか
考えてみたいと思います。

 

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ネットが怖い、でもやめられない

hinamama 2015年02月23日 

 

1対1でつきあうならそこそこできるのだけれど、
3人以上集まるとどうしたらいいかわからなくなる・・・

 

コミュニケーションが苦手な人で
こういう人は多いようです。

 

発達に凸凹がある人の中にも
人が何人もいるとすごく緊張してしまうという人がいます。

 

緊張するし、
自分が言った言葉が人を傷つけなかったか、
自分がとった行動がみっともなくなかったか、
人は自分を嫌いにならないか、

 

気になって、気になって、
その日はおろか、数日たってもその時のことを
思い出しては悩んでしまいます。

 

それでも、人とは繋がりたい。
繋がらなくてもいいけれど、
人が自分をどう思っているのか気になる。
人とからむのは面倒だけれど、
自分一人じゃやっぱりさみしい、やるせない。

 

それで、タイムラインとかツイッターとか
覗いちゃうんですよね。

 

見ると結局、また気になることが増えるだけ。
あのセリフ、自分に向けられた言葉じゃないか?
ひどい言葉だけど、自分もきっとそんな風に思われている?

 

見なけりゃいいんだけど、
見なきゃ見ないで、気になる。
自分の知らないところで
自分が悪くは言われていないかと・・・

 

見たからといって、自分は発信していないのだから、
(実際は自分はからんでいない)
自分がどれだけそこに関わっているのかなんて、
本当はわからない・・・

 

他人事の世界と自分の世界がごちゃまぜになって
区別がつかなくなって、
ネット(SNS)で繰り広げられることが
すべて自分に関連していると錯覚してしまう・・・
こういう引きこもりがちの人、多いと思います。

 

ネットを利用するうえで大切なこと。
この前テレビで誰かが言っていました。

 

「その情報を発信したのは誰(who)なのか?
その情報はなぜ(why)発信されたのか?
このふたつをおさえれば、迷うことはない。」

 

who?とwhy?
発信した人(who)はあなたと関係ありますか?
あなたに向けて発信したものですか?
そして、
その情報はなんのために(why)発信されたのですか?
誰かに向けた誹謗中傷でしょうか、
世界を動かそうとでもしているのでしょうか?
それとも、その人個人の憂さ晴らしでしょうか?
個人的?政治的?

 

言葉の内容そのものではなく、
情報のwhoとwhyを客観的に見る。
メタ認知的な視点で。

 

それができれば、
その情報が自分とは関係ないと思えるんですけれどね。
その情報がどれだけ自分と距離のあることなのか、
分かるのですけれどね。

 

でも、凸凹がある人や、
神経質で強迫的な人には、
これができないのです。
そのような人の身近にいる人は
根気強く、毅然とした態度で、
「あなたとその情報には距離がある」ということを
繰り返し説明するしかないのかもしれません。

 

こういう神経質な思い込みは、
大人になってから解きほぐすのは難しいように思います。
できれば、子どもが携帯を持ち始めた頃から、
あるいは家のパソコンをいじり始めた頃から、
折にふれてお話した方がいいかもしれません。

 

今日の話は少し抽象的で難しかったでしょうか・・・

 

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「お母さんのおかげ」は必ずある!

hinamama 2015年02月21日 

 

「私は今まで子どもの先回りばかりして、
子どもの自己肯定感とか自己決定の妨げになっていた・・・」

こんな風に後悔しているお母さんは多いと思います。

 

でもね、
「先回り」は言ってみればお母さんの愛情の裏返しです。
決して良い行動とはいえませんが、
子どもを守ろうとする母親の本能みたいなものです。

 

ですから、「先回り」した自分を否定はせずに、
「修正」していきましょう。

 

親は、凸凹っ子の出来ていないところにばかり目が向きます。
出来ているところを忘れてしまう
(あるいは目に入らないくらい)
出来ないところばかり見ています。
そうするとなおさら「先回り」したくなっちゃうんですよね。

 

自分は「先回り」タイプだと思っているお母さん、
「お母さんのおかげ」も必ずある
と考えてください。

 

お子さんのいいところはどんなところですか?
それは必ずお母さんの影響が隠れているはずです。

 

食べ物に興味があるとか、食欲旺盛とか。
(お母さんの料理が美味しいのかな?
家族が美味しそうに食べるとか?)

 

勉強は嫌いでも習い事が好きだとか。
(子どもの好きなことを見つけてあげてエライ!)

 

動物や小さい子には優しいとか。
(気持ちや時間に余裕のある生活をしているから
優しさが育つのでは?)

 

お母さん同士で話し合ってもらう場でも、
「お子さんのどんなことで困っていますか?」
というテーマで話をするよりも、
「お子さんのいいところはどこですか?」
というテーマで話をする方が
場が有意義になります。

 

お母さんの頭の中でも同じことが起こると思います。

 

「お子さんのいいところはお母さんのおかげ」
こういう発想でいきましょう!

 

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親が先回りするのは子に発達障害があるから?そして非行について

hinamama 2015年02月19日 

 

ひとつ前の記事で、
親が自分の経験則から判断して
子どもの生活や進路を決定すると、
子どもは反発するということを書きました。
「生活リズム改善が先か、成績向上が先か?」

 

「このままでは将来困るんだよ!だから○○しなくちゃ」
なんて言ったら、子どもは
「またお母さん、決めつけてる!
(僕のことを信じていない・聞いていない)」
となる場合があります。

 

そして、さらにもう一つ前の記事で、
親が「先回り」することの危険について書きました。
「『ダブルバインド』と『先回り』と不登校」

 

親が「先回り」して答えを教えてあげれば、
そりゃあ失敗は少なくて済むかもしれません。
でも、そのかわりに子どもは、
自分の中ですでに決めていたことを否定したり、
決定権を奪われることで
自分に自信をなくしてしまいます。

 

ところで、過去のわたしの記事で、
こういうことを文献を引用して説明したものがありました。
ぜひ、再び読んでいただけたら参考になるのではないかと思い、
リンクを貼っておきます。
↓   ↓
「親にできることと『グレー』の概念」
(2014.06.12記事)

 

そして、これはおまけになりますが、
親がついつい先回りしたくなる理由のひとつである
「非行行動・犯罪」について書いた記事もご紹介します。
↓   ↓
「非行少年に共通した特徴」
(2014.06.13記事)

 

ここには、今日の本題とは離れますが、
昨今親御さんたちが不安に思っている
「うちの子もあんなことをしたらどうしよう」
ということについて書いてあります。
結論は、小学生のうちから療育を受けさせて、
親がきちんと子どもの特性を理解していれば起こらない、
ということです。
「定期的な発達障害の精査」があれば避けられる、
という論文の紹介をしています。
最近の報道で不安が強くなっている方がいらっしゃれば、
参考になると思うのでご覧ください。

 

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生活リズム改善が先か、成績向上が先か?

hinamama 2015年02月18日 

 

不登校気味で授業に出ていないから、
勉強がわからない。
授業についていけない。
だからなおさら学校がいやだ。

 

負のスパイラルに親は焦ります。
どうにかしなきゃ。
不登校はすぐには直らないから、
せめて学習はきちんとやらせなきゃ。
では、どうやってやらせたらいいのか?

 

親が教えるのはもう遅い年齢。
だって、親には歯向かうから、
親はもう教えられない。

 

とにかく、塾か、家庭教師。
どれかをやらせなきゃ。

 

親のこういう気持ちはごもっともです。
ただね・・・
子どもは親のその思考のペースについていけません。

 

親はひとつひとつ順序だててやっているつもりでも、
子どものペースは全く違います。
親は、学習のことだけを考えているけれど、
子どもの頭の中は「それ以外のこと」が
学習よりも比重は大きいんですから。

 

「このままだったらもっともっと勉強がわからなくなるよ!」
「将来、学校に楽しく通うために今勉強が必要なんだよ!」
親は一生けん命説明しますが、
子どもが小学生だったとしたら、
たぶん、その説明は全く意味がないでしょう。

 

むしろ、そういう先読みの話をしたら、
子どもはこう思うでしょう。

 

「お母さんはまた決めつけてる!
僕のことなんて全くわかってない!」

 

子どもに先の話をすれば、
子どもはそれを「決めつけ」ととらえ、抵抗します。
でも、その通りなんです。
子どもの言っていることの方が正しいんです。

 

だって、お母さんが言っている「先の話」というのは、
お母さん自身の人生の経験だったり、
お姉ちゃんお兄ちゃんの経験にもとづいているだけだからです。
それは、決して、その子の「先の話」ではないのですから。

 

それよりも、睡眠リズムを整えた方がよくないですか?
それよりも、夜のルールを見直す(ゲームなど)方がよくないですか?
夫婦喧嘩や兄弟喧嘩の調整をした方がよくないですか?

 

こういう調整って、お母さん一人ではとても難しいです。
だから、ぜひ、相談してほしい。
相談機関を利用して、知恵を借りるといいと思います。
子どもに直接なにかをさせようとするよりも、
お母さんの交通整理を先にした方が
うまくいくことが多いと思います。

 

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「ダブルバインド」と「先回り」と不登校

hinamama 2015年02月17日 

 

「今日は雨が降るそうよ。
折りたたみ傘持っていく?それとも長い傘?
それと、寒いから、温かくしてね。

 

お母さんが出かける子どもに声をかけます。
そして、その直後にこう言い直します。

 

「あ、それよりも、ママが車で送ってあげる!
雨だし、寒いし、ちょうどいいでしょう?」

 

子どもはこたえます。
「おれ、歩いて行くよ。歩くのも悪くないんだ。」

 

「何言ってんの。風邪でもひいたらどうするの?
ママが送った方がいいに決まってるでしょう?」

 

「(あー、またこのパターンか。)はいはい。」
子どもは渋々と親に従います。
歯向かったら、かえってめんどくさくなるから。

 

よくある光景に見えますが、
これは「先回り」と「ダブルバインド」がかくれています。
(ダブルバインドは日本語では二重拘束といいます)
このケースはそんなにひどいレベルではありませんけれどね。
でも、このレベルでも、子どもにとっては十分にきついレベルです。

 

ママは、雨という予報から、息子の一日を想像します。
「今降っていなければ傘を持つように言わないとあの子は持って行かないわ。
今降っていないなら、折りたたみの方が邪魔にならなくていいわね。」
こう考えて、傘を持っていくように声をかけます。
これは「先回り」な行動にあたります。

 

そして、すぐにこう思い直します。
「予報では寒いとも言っていたわね。
だったらいっそのこと、私が送ってあげればいいんだわ。」
ところが、子どもは「歩きたい」と拒否します。
でも、ママの耳には「歩きたい」は入っていません。
送ってあげた方が「いいに決まってるから」と
思い込んでいるからです。
わかりにくいかもしれませんが、
これは「ダブルバインド」です。

 

「傘はどっちにする?」という問いかけが、
「送っていくからついて来なさい」になっている。
言葉の上では子どもに選択権を与えているような言い方をしているけれど、
実際はあとから言った反対のことに従わせようとしています。
子どもに選択権は全くありません。

 

最初の問いかけを「メッセージ」、
あとから言ったことを「メタメッセージ」と言ったりします。
「メッセージ」と「メタメッセージ」は相矛盾するので、
子どもはどちらのメッセージを受け取ったらいいかわからなくなり、
その場でフリーズしてしまいます。
身動きがとれなくなってしまうのです。

 

子どもに一度、決めさせて、
すぐにそれを否定する行為。
それが「ダブルバインド」です。

 

これが繰り返されると、子どもは、
最初から行動することを拒むようになり、身動きできなくなります。
そして、身動きできなくなると、
「どうしたの!動きなさい!」とまたせっつかれる。
「ママが俺を迷わせているのに!!!」そう叫びたいけれど
この言葉はママには届きません・・・

 

こういう、親の「ダブルバインド」な行為は、
子どもの不登校の原因のひとつになっているようです。
不登校の原因はひとつではありませんがこれはひとつの大きな要因です。

 

多くの人がすでに知っていると思いますが、
統合失調症の発症の一因だとも言われています。

 

たぶん、なのですが、
今日の事例の望ましい行動は、
ママは、ただ、
「今日は雨が降るらしいわよ。
傘を忘れずに。」
この一言だけ言うのでよかったのではないでしょうか。
「それから、寒いってさ。」
これを加えてもいいかな。

 

それで、子どもが出かけるのをやめてしまおうとしたりしたら、
大事なお出かけや久しぶりの登校とかだったら、
「送っていこうか?」と、ここで送る話を出す。

 

子どもの反応、子どもと親との呼応が必要なのです。
子どもの反応を見てから、次の行動を考える。
これが基本です。

 

今日は、「ダブルバインド」と「先回り」についてでした。

 

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父親の発達障害理解と不登校

hinamama 2015年02月15日 

 

「いつもママには笑っていてほしい」
このテーマがよく取り上げられますが、
では、父親はどうなのでしょうか?

 

「ママ、笑って!」はよく聞くけれど、
「パパ、笑って!」というフレーズは、
ブログにもコメントにも出てきませんね。
やはり、それだけ母親に求められることが
父親に求められることよりも多い(大きい)という現れですね。

 

私のブログを読むお父さんたちは、
きっと発達障害の理解が深いと思うので、
皆さんはあてはまらないかと思いますが、
私は多くのお父さんたちに言いたい。

 

「パパ、あんまりかけ離れたことを言わないで!」
「パパ、子どもを置いていかないで!」

 

たとえば、
不登校になった子どもに、
なんとかしてほしいと考えて、
アルバイトだとか、ボランティアだとか、留学だとかを持ち出す。
父親(男性)的な発想です。
どうしても、家にいることが異常なことに思えてしまい、
どうにかして普通にしてほしいと思ってしまいます。

 

アルバイト、ボランティア、留学。
ゴールとしては立派なゴールです。
でも、それはゴールであって、スタートとしては成り立たない。
お父さんはこのゴールとスタートの理解が難しいみたいです。
(ここでいう留学とは、ヒロさんたちがしていることとは違います。
一般的な進学先としての留学です)

 

そして、皮肉なことに、
父親の提案が子ども本人の意欲とかけ離れればかけ離れるほど、
子どもの不登校は悪化するように思います。
お父さんは一生懸命に考えてくれているのに、
逆に悪化してしまう・・・
お父さんが頑張れば頑張るほど。

 

すごく頑張って信念を持っているお父さんほど、
お母さんは口出しができません。
口の出しようがない。
ただただ、目の前にいるお父さんと子どもとの間の
温度差の大きさに途方にくれるばかり・・・

 

解決策は家庭によりまちまちです。
ブログ記事上でひとまとめにはできません。
全てのみなさんにあてはまる記事は書けません。

 

今日これを書いたのは、
こういうことが起こっている家族が
こういう記事を読んで、
客観的に事態を理解してもらえればいいな、
と思ったからです。
家庭内の温度差に悩んで孤立しているお母さんには、
「あー、私が孤独に戦っている気がするのはこういうことか」
と思ってもらえたらいいし、
動かない子どもにしびれを切らしているお父さんには、
「そうか、俺は非難されるようなことをしているのかな?」
とちょっと立ち止まってもらえたらいい。

 

今起こっていることを客観的に眺めてみる。
これがスタートだと思います。
お母さんは「感じたこと」を行動に移すのが早いけれど、
お父さんは「考えたこと」しか行動に移せない人が多いように思います。
どちらが正しいというのではなく、
男女の特性の違いだと思うので、
これもまた客観的にとらえられるといいですね。

 

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