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グレーな卵、金の卵になあれ

嬉しいから話しちゃおう

hinamama 2018年02月27日 

 

スマイルみっけ!

 

 

カウンセリングやペアレント・トレーニングの時に、

「この方に読んでもらいたいな」と思ったら

私の書いた本をお薦めしています。

 

 

先日、あるお母さんにお薦めしました。

そうしたら次に会った時、教えてくれました。

「本とか映画とか、全く見ない夫なんですが、

こんな本があるよって渡したら、

読み始めたみたいなんです。

これ、書き込んでいいか?って聞くので

いいよと答えました。そうしたら、

付箋を貼ってなにやら読んでるんです!」

 

 

なんて嬉しいことでしょう!

 

 

「本を読まない人がそれを読んだ」

本を書く人にとってこんなに嬉しいことって

ないんじゃないかな・・・

 

 

しかも、そのお父さんは、

お母さんが子どもの発達障害について話をしても

あまり真に受けてくれない

(発達障害の理解が薄い)

というタイプのお父さんなのです。

もともと発達障害に関心があるのではなく、

関心がないのに読み始めてくれたのです。

 

 

すごくないですか?

 

 

ただの自慢話になってしまいましたが、

あまりに嬉しかったので書いちゃいました。

私のブログなので許してください(笑)。

 

 

私の本は、ひょっとして、

お父さん(男性)にとって読みやすいのかもしれません。

装丁がポップじゃないし、

「今すぐ役立つ!」みたいなノウハウ本でもない。

ちょっと固い感じがいいのかも。

 

 

「ちょっと理解してくれない」お父さんがいたら

ぜひ、この本を薦めてみてください。

ダメ元で(笑)。

もしかしてこの本が理解のきっかけになるかもしれません。

 

 

難しい子育ての鍵は

お父さんが握っているように思います。

(お父さんの存在が必要だというのではなく、

お父さんがいる場合、お父さんが善にも悪にもなる、

という意味です。)

お父さんが反対すれば療育をあきらめる。

お父さんが反対すれば医者に行けない。

お父さんがダメだというから内緒にする。

こういう話をたくさん聞くものですから・・・

 

 

見飽きた方も多いと思いますが、

その本はこちらです。


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オタク万歳!形(カタチ)から入れ!

hinamama 2018年02月25日 

 

スマイルのマークを見ると、

こちらも微笑ましい気持ちになります。

私なんか単純なので笑顔になります。

そして・・・

 

 

昔を思い出します。

多分、スマイルを目にする度に

昔の思い出が重なって笑顔になるのかも。

 

 

「笑う門には福来る」

この言葉、ずっと嫌いだったのですけれど、

最近、この言葉は的を得ていると思い始めました。

 

 

何かを始める時に、

「形から入る」人っていますよね。

スキーに行く前から

一流の物を揃えたり、

写真を始めると言って

始めから高級カメラを買ったり、

キャンプに行ったことないのに

あれやこれや調べ上げて

いい物を買いこんで、

知識も完璧!!みたいな人。

 

 

笑顔も同じなのではないでしょうか。

可笑しいことがあるまで笑わない・・・

というのではなく、

最初から笑っちゃえ!

形から笑顔でいよう!

そうすればなんかそんな気分になる・・・

 

 

「形から入っちゃえ!!」

というところが同じなのではないでしょうか。

 

 

そこで、スマイルのグッズを持とうと思い、

スマホでいろいろ調べてみました。

びっくりしたのですが、たくさんあるんですね。

スマイルに魅力を感じる人は

たくさんいるんですね。

 

 

雑貨、小物、アクセサリー。

欲しいものがたくさんありました。

そしてたくさんの商品を見るうちに

だんだん目が肥えてました。

「スマイルって、いろんな顔があるんだ!」

 

 

アクセサリーは冒頭の写真のno.3とno.5が多い。

no.4がその次に多いようです。

そして、私が気がついたのは、

私はno.2に郷愁を感じ、これに心が反応するのだと。

no.2は「70年代スマイル」なのですって。

納得!!

 

 

70年代にはたくさんのスマイルグッズが

街にあふれていました。

なによりも、私は当時アメリカにいたので

本家本元でスマイルに慣れ親しんだのでした。

 

 

でも、たくさんの通販サイトを見るうちに、

眠っていた記憶がよみがえってきました。

そう、スマイルはもう一人いる!!

 

 

写真のno.1のスマイルに記憶がある方

いらっしゃいませんか?

私にとってはこれが「ソウル・スマイル」。

これが私の記憶の中のスマイルなのです。

ところがこのスマイルは

どの通販サイトにもありませんでした。

絵に描いたスマイルは私の記憶の中のスマイルです。

 

 

残念ですが、1点もないのでno.1はあきらめて、

no.2の70年スマイルの商品をいくつか買いました。

缶バッジのセットとネックレスです。

なんと、ネックレスは

売り切れで入荷待ちとなりました。

 

 

あれこれスマイルの顔をチェックするのに

とても時間がかかり、

一日があっという間に過ぎ去ってしまいました。

午後になって慌てて確定申告をe-tax(ネット申請)しました(笑)。

 

 

こんなつまらないただのキャラクターのマークにも、

種類があって、呼び方があって、

結構奥深いなあと感心しました。

こんな風に、あらゆるモノに

豊富な種類があって、それぞれにうんちくもあるのだろうな。

 

 

子どもたちが

たまらなく下品だったり幼稚だったりするものに

熱くなったり遠くまで買い求めに行ったり、

そういうことをばかにしちゃいけないなあと

改めて思いました。

 

 

だって、楽しいじゃないですか!

人間関係がなにより大事、みたいに言われるけれど、

ほんとうにそうなのかなあ?と思います。

人は人を裏切るけれど

モノは人を裏切らないし、

そのモノに思いや命を吹き込めば、

人生の旅のよき友となる・・・

 

 

特に伝統芸とか職人技とか、

人にとってかけがえのない支えとなります。

自分が培ったものは自分を裏切らない。

今まで生きてきた証でもある。

 

 

話が広がり過ぎました(笑)。

 

 

そんな目で、オタクのお子さんを

もう一度見つめ直してみてください。

 

 

オタクは人を救う!!のかも。

 

 

このたれ目スマイルを見かけた方はご一報ください。

 

 

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学校の不親切より親の鬱(うつ)にご注意

hinamama 2018年02月22日 

 

あまり親切でない学校に行っていると

親が気を揉んで、心配してしまいます。

その心配はどんどん大きくなって

親が学校不審になって、そのうち鬱っぽくなってしまう。

でもね、

不親切な学校の弊害より親の鬱の方が

子どもにとっては弊害が大きいのです。

 

 

学校の習得科目をしっかり身につけてほしい、

そう思う親御さんは真面目な人です。

とりこぼしてはいけない、

遅れを取ったら大変だ、

遅れたならば先生に配慮してもらわないと・・・

うちの子は障害があるんだから

配慮してもらってしかるべき・・・

そんなことを日々考えるのが

このタイプのお母さんです。

 

 

でも同時に、真面目でものごとを突き詰める

このようなタイプは、

鬱になりやすいようです。

突き詰めていくうちに

息継ぎするのも忘れて焦ってしまったり、

(きっと、本当に呼吸が浅くなっていると思いますよ)

先生に言わなきゃ、

学校なんだからそのくらいやってくれないのか、

などと、学校に期待し絶望したりします。

 

 

お気持ちはわかりますよ!!

合理的配慮だとか全校をあげて特別支援だとか

言葉ばかり新しくなっていますので、

こちらが期待するのも無理ありません。

 

 

でも、学校はそんなに早く進化してくれない。

その一方でお母さんが空回りして鬱になる。

この力学(力動)が現実の世界です。

 

 

とにかく考えないといけないのは

お子さんの環境です。

お子さんにとって、一番影響が大きいのが

お母さんの精神状態なのです。

 

 

とすると、

お母さんが鬱にならないように心がけないと。

そのためには、

学校が不親切でも取り合わないことです。

学習についていけないとしても、

そんなこと大したことではありません。

お母さんが鬱になる方が

子どもの発達は妨げられてしまいます。

 

 

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いつの時代も学校の先生は「書いて覚えろ」と言う

hinamama 2018年02月20日 

 

漢字練習。「とにかく書いて覚えろ」と言われます。

私たちが子どもの頃もそう言われました。

今の子どもたちもそう言われ続けています。

 

 

うちの息子の時も同じでした。

一行ずつ、同じ漢字を繰り返し繰り返し書く。

ページびっしりに漢字を書き埋めて、

そして提出します。

毎日のように漢字の宿題がありましたっけ。

 

 

それでもぜんぜん覚えられない息子。

小学生の最初の頃は

書くこともままならず、

宿題の提出は大変でした。

 

 

なんであの時気づかなかったんだろう。

私自身子供の頃、「なんでこんなにたくさん

書かなきゃいけないんだろう」と思ったことを。

 

 

つい最近もこんな少年に出会いました。

「いくら書いたって覚えられない」

という少年に。

 

 

それどころか、

書くことが負担で

漢字練習の提出物を出すこと

そのものが大変で苦労しているとのこと。

覚えるためにやっていることが

提出そのものが難しいという障害になっている。

そのうちに学校に行くことそのものが苦痛になったそうです。

 

 

ところで我が家の息子の場合。

小学校の高学年になるまでは

ただただ、宿題だからと

ぬり絵をやるようにマスを書きつぶしていました。

宿題だから頑張っていましたよ。

でも、今思い起こせば起こすほど、

その作業は見ていて「ぬり絵」にしか見えなかった。

漢字を書いているというよりは

なんだかぬり絵をしていたみたい。

 

 

その証拠に漢字そのものは覚えられませんでした。

 

 

そのうちに、高学年になってからは、

「ぬり絵」の作業時間が短くなりました。

そして、徐々に漢字を覚えていったのです。

その日にぬり絵をしたところを覚えたというより、

読める漢字が増えていって、

そのあとで徐々に書けるようになったという印象でした。

 

 

何度も書いたから覚えたのではなく、

読めるようになったから覚えた、

という印象でした。

 

 

昔の私も、少し前の息子も、

最近出会った少年も、

たくさん書くという宿題が出たから

書けるようになったのではないと思います。

 

 

それどころか、

「書いて覚えろ」

「書いて覚えろ」

というのが呪縛になって、

覚えるためには書くしかないと思い込まされ、

「とにかく書け」と間違った教育をしてきてしまいました。

 

 

「書いて覚えられないのは劣等生」

「書けば覚えられるはず」

たぶんどの親もこの思い込みを持っているでしょう。

 

 

そんなことないんです。

 

 

確かに書いて覚えられる人はいます。

たぶん書いて覚える人の方がマジョリティーなのでしょう。

でも、書いても覚えられない人も

確かに存在します!!

 

 

そんな子どもが身近にいたら、

その子に耳を傾けてあげてください。

「どうすれば覚えられると思う?」

「読むことはできるのかな?」

「写す(模倣)のが苦手なのかも?」

「見た後で書く、と分業すればできるかな?」

「とにかく時間をあげるから覚えてごらん」

「昔習った漢字から順番に書けるようになるかな」

 

 

書いて覚えられなくても不思議じゃないよ。

書いて覚えられない人もいるんだよ。

こう教えてあげたら、その少年とお母さんは、

「あー、よかった。気持ちが楽になりました」

と言って笑顔で帰っていきました。

 

 

「よかったね」とお母さんが

隣に座る少年に言ったのが印象的でした。

 

 

追伸:漢字が書けるようになるまで5年くらいかかりましたが

今は息子は私より漢字が書けます(漢検3級)(笑)

 

 

 

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私には私の。貴方には貴方の。どれもオンリーワンの価値。

hinamama 2018年02月18日 

 

 

やっと、やっと、手縫いのペンケースが完成しました。

ファスナーは元気が出る黄色にしました。

明日から毎日カバンに入れます。

・・・・・・・

 

 

今日は発達障害とは関係のないお話です。

価値観のお話。

目に見えないもののお話です。

 

 

この写真のペンケース、

なんの変哲もないものですが、

ものすごく手間がかかっています。

 

 

ファスナーについている皮は、

中に皮の芯がはいっています。

全ての縫い目の外側に、

化粧捻という線が入っています。

鉄を熱して線の跡をつけるのです。

焼き印のようなこの線は

ただの「おめかし」です。

 

 

そして、ふちの黒い部分は何度も何度も磨いて

ろうを溶かしこんでそしてまた磨く。

手作りの革製品というのは

それはそれは嘘みたいに

沢山の工程があって

制作にとても時間がかかるのです。

 

 

そういう工程のことを知っている人は

製品の価値が高いのを知っているから

使う時には愛着を感じます。

ブランド品や高級車を持つのと似ているかな。

気持ちまでアガルというものです。

 

 

でも、それはあくまで「気持ち」の問題です。

そのモノを見ただけでは

その値段は人にはわからないし、

そんなモノがそんなに高いの!?

と思われることもあるし

そんなに安いモノなんだ・・・

なんて簡単に納得されたりして。

 

 

「コスパ」が重要視される昨今。

説明しないとその価値や値段がわからないものなんて

コスパが低いということですよね。

こんなものにそんなに手間暇かかってるんだ~

と言われておしまい。

 

 

説明しないとその価値がわからないもの、

それは「こだわりの逸品」

と言われるようなものですよね。

自分にとっての「こだわりの逸品」、

みんながそれぞれの「逸品」を求め、それを探し当てることが

人生にはとても大切だと思います。

 

 

興味を持ち始めるとどんどん知りたくなる。

知りたくなると時間が豊かになっていく。

自分にとって価値のあるもの

自分の価値観というのがわかってくる。

 

 

こういうことは、すべて、

目に見えないことがらです。

 

 

持っている物が少ない人、

(物に恵まれない人)

持っている人的資源が少ない人、

(身内に頼れる人がいない人)

(味方がいない人)

使えるお金が少ない人、

そういうあらゆる資源が少ない人はなおのこと、

こういう目に見えないことを

大切にしていくしかないのではないかな。

 

 

目に見えないモノだから、

価値観は人それぞれだから、

それを追い求め探究することは

孤独であることには変わりはない。

孤独というのはどうにも埋めようがないものなので

それは仕方ありません。

 

 

でも、地球上の全ての人が

本当は孤独な存在なのです。

孤独を忘れるため、

孤独を紛らわせるため、

人は孤独ではないと錯覚し

(孤独なはずないと思い込み)

人に囲まれて生きることを望むのです。

 

 

でも、本当は、

人が本当に手ごたえを感じられるのは

自分が作った作品の中だったり

自分がどれだけ興味をもって打ち込んだかだったり

それを持っていても

その価値が自分にしかわからないものだったり

そういう「モノ」の中にしか

手ごたえは感じられないのではないでしょうか。

 

 

今日の最後に詩を紹介します。

 

 

「すてきなひとりぼっち」 谷川俊太郎

 

 

誰も知らない道をとおって

誰も知らない野原にくれば

太陽だけが俺の友達

そうだ俺には俺しかいない

俺はすてきなひとりぼっち

 

 

君の忘れた地図をたどって

君の忘れた港にくれば

アンドロメダが青く輝く

そうだ俺には俺しかいない

俺はすてきなひとりぼっち

 

 

みんな知ってる空を眺めて

みんな知ってる歌をうたう

だけど俺には俺しかいない

俺はすてきなひとりぼっち

 

 

 

 

・・・・・・・

寂しいから、

孤独を感じたくないから、

だから人は

みんなと同じ歌をうたって

みんなが知ってる空を眺める。

facebookにみんなが見ている同じ空をアップして。

だけど俺には俺しかいないのです。

 

 

谷川俊太郎みたいに強くなりたいですね。

 

 

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女優デビューします (笑)

hinamama 2018年02月15日 

 

関東子ども精神保健学会で

ショート演劇をします。

私も出演することになりました。

女優デビューです 笑笑

・・・・・・・

 

 

みなさん、「オープンダイアローグ」って

ご存じですか?

 

 

フィンランド発祥の精神療法で、

医者、看護師をはじめとするスタッフが

統合失調症患者のお宅に訪問して

治療をするという方法です。

 

 

ひきこもり支援スタッフがお宅に通うように

医療チームがお宅に通うんです。

そして、投薬治療ではなく、

ひたすら患者さんの語りに耳を傾ける・・・

今までの精神医療には考えられなかったメソッドです。

発想の大転換です。

これが日本に輸入されつつあります。

 

 

この「オープンダイアローグ」を

日本で推進したのが、

みなさんもご存じの斎藤環先生です。

そう、ひきこもりの第一人者のお医者様。

 

 

という流れで、

斎藤環先生の先輩で友人でもある

わがボス、山登敬之先生とがコラボ?して

上記の学術集会にて

「オープンダイアローグ」で

不登校対策を考えるという企画をしたというわけです。

 

 

当日披露する演劇は

オープンダイアローグが実際どのようなものなのかを

ロールプレイ的にお見せするショート劇です。

設定は不登校女子(中3)の家庭。

あるあるの両親のかみあわないやりとりに

医療チームがどう切り込むのか、

ご覧あれ・・・

 

 

私の役?

もちろん母親役です(笑)。

恥ずかしいけれどボスのため・・・

 

 

私の話はさておき、

最新の精神医療や不登校対策に興味がある方は

ぜひ足をお運びくださいませ。

世田谷区長の保坂展人氏も

コメンテーターとして参加されます。

保坂氏は教育や医療など

積極的に関心を持たれ活動される方です。

氏の元ジャーナリストの視点が

行政に活力を生み出していると感じます。

 

 

拡大して読んでくださいね。

斎藤先生の基調講演は中止となる予定です・・・

(多忙につき)

 

 

チケット購入、詳細はこちらまで

「不登校再考」関東子ども精神保健学会第15回学術学会

(Peatix)

学会とありますが、一般の方の参加の方が多いようです。

 

 

 このイベントに関心ある方はクリックお願いします。

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「あきらめること」と「あきらめないこと」を分ける

hinamama 2018年02月12日 

 

久しぶりにお絵かきしてみました。

楽しく描いている気持ちが伝わるようなみかんでしょう?

高級みかん。甘かったです。

・・・・・・・

 

 

「うちの子は発達障害があるからそれできません」

「うちの子は書くのが苦手なのでPadの使用を許可してほしい」

「支援計画書を渡してあるのに参考にしてくれない」

 

 

さて、

発達障害と言われた子どもには

どこから特別な配慮が必要なのか、

どこまで他の子と同じように接するべきか、

考えてみたことはありますか?

 

 

「発達障害があるから発達障害者向けの指導を」

「療育的な配慮がないと子どもは伸びない」

こんな風に決めてしまうと

ちょっと危険ではないかなと思います。

 

 

子どもに最適な環境は必要です。でも、

子どもが困らないように、スムーズに作業できるようにと

配慮しすぎると、

いつのまにかできるようになっていることを

見逃してしまう危険があります。

 

 

昨日までできなかったから

手を貸してあげた。

またはかわりにやってあげた。

昨日それができなかったのは事実だけれど、

来月、来年もそのままとは限りません。

実はけっこう進化するのです、子どもは。

 

 

それなのに、「障害だからできない」

と思いこんでしまい、

延々と同じだけ手を貸していると、

それができるようになったことに

気づけずに過ごしてしまいます。

 

 

「特性だからこれは治らない」

というのも事実なのだけれど、

その形は必ず変わっていきます。

大抵は良い方向に変わっていきます。

無理なく一歩ずつ進めていけば、

子どもは必ず成長するのです。

 

 

療育の先生の言う通りにできなくても

子どもは必ず成長します。

学校の先生が特別な配慮をしてくれなくても

子どもは必ず成長します。

 

 

もちろん、学校には配慮してもらった方が

子どもの成長には効率がいいですけれどね。

学校が配慮してくれない場合、

必要以上に子どもにストレスがかかって、

二次障害とか不登校を引き起こす危険もありますから。

 

 

でも、子どもの内なる能力に関しては

そんなに環境が万全でなくても

伸びますよ。

 

 

子どもが伸びるための条件は、

できないことを無理強いしないこと。

そして、少しの無理をすること。

 

 

「何度言ったらわかるの!?」

と言いたくなること、

それは「無理強い」です。というか、

無理だから何度言ってもダメなんです。

こういう「無理強い」は親子関係を悪くします。

だからやっても何の得にもなりません。

 

 

「うちの子それできません」

そう言ってしまうのは簡単ですが、

それを言う前に一度やらせてみてください。

去年はできなくても

今年はできるようになっているかもしれませんよ。

とりあえずやらせてみる。

去年と同じかどうか確かめてみる。

これが「少しの無理」です。

 

 

騒がしい教室に入れてみる。

遅刻覚悟で起こさないでみる。

門限を守れないなら

外出させないのではなく

何分遅れるのか計ってみる。

(実はそれほど遅れていないことに

気づきますよ 笑)

 

 

特性を「持っていること」は

持っていることとしてあきらめる。

でも、その特性が変化していくという可能性を

あきらめない。

 

 

こう考えれば、

子どもに診断があってもなくても

関係なくなりませんか?

「あー、診断が下ったから、

子どもの成長はあきらめよう」

「診断はラベルのようなもの。

貼られたラベルははがせない」

こう考える必要がなくなります。

 

 

子どもはどんな障害があっても成長するし、

ラベルだって必ず更新されるのだから。

同じラベルをいつまでも貼り続けられませんて。

更新する(取り換えるん)ですよ。ラベルは。

 

 

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今夜の寅さんは大嫌い・ただの弱虫

hinamama 2018年02月11日 

 

休日の晩に家族がいない一人きりの晩、

なかなかないラッキーデー。

ゆっくりとお酒を飲みながら

「男はつらいよ」を観ました。

今夜はどれを観ようかな❤

 

 

第8話の「寅次郎恋唄」に決めた。

マドンナは池内淳子です。

 

 

寅さんは毎回ふられるということになっていますが、

正確にはそうではありません。

寅さんは愛されると自分から逃げてしまう、

というパターンの方が実は多いのだと思います。

 

 

第8話も、自分から逃げてしまうパターンです。

 

 

帝釈天のすぐそばに喫茶店を開いた

シングルマザーの池内淳子。

寅さんは相手が美人だから惚れちゃうのだけれど

寅さんがその女性に寄り添ううちに、

女性の方が寅さんを頼りにするようになります。

 

 

俺はとんでもない男。

フーテンだし、所帯を持つ能力もない。

気の向くまま、風の吹くまま。

 

 

そんな男なのに、

池内淳子は寅さんを「うらやましい」と言います。

女手ひとつで生活する。

小学生の息子のこともいまひとつ理解できないまま、

喫茶店を生活の糧にするために

経営のことで精一杯。

大家さんには賃貸料の滞納にお詫びを入れ、

新事業の喫茶店の借金取りの取りたてにあい・・・

 

 

疲れて大きなため息を吐いた夕暮れの庭先に

寅さんが訪ねてきたのを見つけたマドンナ。

寅さんにつぶやきます。

 

 

「旅芸人の亭主、憧れるわ。

旅のお供をして、亭主の為に寄り添って力になる。

たとえ生活が苦しくったって、亭主と子どもと一緒に。」

「寅さんのように気の向くままに仕事に出る。

それもまたうらやましい・・・」

 

 

心も財布の中も

にっちもさっちもいかなくて、

晩御飯の支度が終わって、

子どもが遊びに行って帰ってくるまでの

ほんの数十分の空き時間に

ちゃぶ台に肘をついてひと休みするのが精いっぱいの休息。

 

 

そんな池内淳子が寅さんをうらやましいと思うのは

当然のことだと思います。

 

 

ところが、寅さんは

「こんな俺をうらやましいと思うなんて」と

驚きます。ショックを受けるのです。

 

 

相手の気持ちをおもんばかる能力が足りないので

必ず逃げてしまうのが寅さんなんです。

この翌日、寅さんは旅に逃げてしまいます。

 

 

この話、何度も観ているのですが、

なんだか今日、2018年になって、

私は初めて寅さんにムカつきました。

 

 

寅さんは自分の気持ちにまっすぐで、

熱い気持ちを持ち続けるから

だから人の心を動かす。人の心に足跡を残す人。

そう思っていました。

 

 

そして、人間というのは

難しいテクニックなど必要なくて、

正直に生きていけば

必ず愛が伝わって人とのつながりも続いていく・・・

そんな風に思っていましたが、

この8作目はそんなんじゃない。

寅さんはバカ者だ!

そう思いました、今夜。

 

 

そして改めて思いました。

「男はつらいよ」のシリーズは、

実は寅さんのキャラクターが良いのではなく、

寅さん以外の周囲のキャラクターが素晴らしいから

名作として人の心に残っているのだと。

 

 

発達障害の寅さんをたたえるお話ではなくて、

周囲の人たちの愛にあふれる態度をたたえる話なんだなあって。

 

 

病気があるとか障害があるとか、

そんなことおかまいなしに

自分とつながりのある大切な人を

どのように支えるか、愛するか。

その人が自分の目の前にいるという運命。

宿命。ただの流れ。

偶然。必然。

 

 

それを受け入れているだけのとらやの人たち。

この映画はそれが素晴らしいんだろうな。

さくらとかおいちゃんとかおばちゃんとか満男とか。

 

 

彼らが寅さんを

そのままに当たり前に受け入れているだけ。

 

 

それ以上でもそれ以下でもない。

お兄ちゃんだから。

甥っ子だから。

義兄だから。

叔父さんだから。

世話になったから。

嫌いだけど好きだから。

してくれたことも沢山あるから。

だからこの映画は素晴らしいのでしょう。

 

 

寅のバカ!

鈍感で、空気を読めなくて、

相手の気持ちをおもんばかれなくて。

 

 

小学生の頃、うちの次男は寅さんシリーズが大好きでしたが

今は大嫌いみたいで、

私が観ていると部屋をでていきます。

その気持ちもわかります。

寅さんはあったかいけれど

それは大人の感覚でそう思うのであって、

寅さんは同時に

とてもデリカシーのない人間ですもの。

若くて不器用な青年には

寅さんは受け入れられないのかもしれない。

 

 

人間の感性はあまりにも複雑ですね。

年齢やライフステージの段階によっても

関心や好みが変わるし、

人によって優しく感じることが

人によっては残酷で酷いことに感じる。

親が子にかける言葉、

妻が夫に、夫が妻にかける言葉、

ときに凶器のように心に突き刺さったり

氷を解かす暖かい言葉になったり。

 

 

怖い。責任を感じる。

でも、やってみないとわからないことだらけなので、

勇気をもって、責任をもって、

ぶつかってみるしかないのでしょう。

 

 

やっちまった後、失敗した時には

やりっぱなしにせず

きちんと後始末をする。

それさえできれば

失敗してもどうにかなると思うのです。

 

 

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診断基準は移りゆくのに、文科省ばかりが変わらないまま

hinamama 2018年02月9日 

 

 

今月は精神疾患の診断規準について、

アメリカの診断マニュアル「DSM-5」

を引用しながらお話ししています。

 

 

特に神経発達障害については

そのグループ分けや診断規準が変化しています。

 

 

ADHDが発達障害の仲間に入ったことや、

「いくつあてはまれば陽性」という考え方をしなくなったこと、

17歳以降でもいくつかあてはまれば発達障害と認められること、

こういった変化がここ10年で起こっています。

 

 

ところが、20年にも渡って、

定義(基準)が全く変わらない所があるのです。

それは文部科学省です。

 

 

文部科学省では発達障害の定義について発表していますが、

学習障害の定義はこのようになっています。

 

 

学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

 

 

これは平成11年、いいですか、みなさん、

へいせいじゅういちねんに発表された文言がそのまま、

平成30年の今日も変わらず掲載されているのです。

 

 

杉山登志郎先生は、この定義についてこう述べておられます。

「これでは発達障害のすべてではないか。

こんな定義を使い続けることが

教育における科学の否定に直結しているのだ。」

(「臨床家のためのDSM-5虎の巻」日本評論社)

 

 

本の中に、とある高名な校長先生が

「教育は科学ではなく愛だ」と言ったと書いてありましたが、

愛なんてすべてにおいて大前提のものですよね。

科学を無視して愛ばかり語っている場合じゃありませんよね。

こんなざっくりとした表現を20年も続けているから

各地の学校現場の対応が変わらないんじゃないですかね。

 

 

まったくやる気を感じませんよね。

 

 

行政はあてになりません。

民間にも格差があります。

特に学習障害については

幅広い議論が必要だと思います。

なぜなら、「学習」という側面は、

義務教育中のすべての子どものテーマだからです。

 

 

発達障害における「学習」と

定型発達における「学習」を、

本当は分けて考えなければならないところを、

親御さんはついつい混同してしまいます。

そこをしっかり分離して指導・アドバイスしてあげないと

「学習指導」は大変に誤った方向へ進んでしまう危険があります。

 

 

どういうことかというと、

「学習障害」の子どもの学習向上に夢中になりすぎると

「学力をできるだけ普通のレベルにもちあげる」

ということが目標になってしまう危険があるということです。

 

 

できるだけ普通に近づけることが

学習指導の目標ですか?

 

 

違いますよ。

 

 

子どもが授業中「お客さん」にならないため。

子どもが学校を楽しいと思えるようになるため。

子どもに達成感を味わわせるため。

子どもの自己肯定感を上げるため。

でも、

 

 

それでも一番大切なのは

子どもの学習場面に寄り添うことで

親が子どもの苦手を把握すること。

 

 

そして、その苦手さからかんがみて、

将来どのように指導すれば進学や就職ができるのか、

それを親が見極める材料とすること。

 

 

できない勉強をできるようにするのではなく、

できなさを正確に把握して

これから何ができるのかを推測してゆくこと。

 

 

学習能力なんて、

そういうことを考える「材料」でしかないと

思うんですけどね。

 

 

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広汎性発達障害と自閉症スペクトラムの違いわかりますか?

hinamama 2018年02月7日 

 

これが現在使用されているアメリカの診断マニュアルです。

 

 

「うちの子は広汎性発達障害だと言われました」

こう話される親御さんが

今までお話を聞いた中で一番多いと思います。

子どもの頃に診断された場合、

この名前が一番多く使われていたと思います。

 

 

ところで、

広汎性発達障害と自閉症スペクトラム、

どう違うのかわかりますか?

 

 

答えは・・・

どちらも同じです。

 

 

昔(アメリカの診断マニュアルがDSM-Ⅳだった頃)は

自閉性障害

レット障害

小児崩壊性障害

アスペルガー障害

特定不能の広汎性発達障害

これらをまとめて「広汎性発達障害」と呼びました。

現在はこのひとまとまりを

「自閉症スペクトラム」と呼ぶことになったのです。

 

 

「自閉症スペクトラム」という名称が

すべての広汎性発達障害を含むのです。

つまり、アスペルガーと呼ばれていた人は

今は自閉症スペクトラムと呼ばれているというわけです。

 

 

わかっていたようでわからない・・・

という人は多いのではないでしょうか。

アスペルガーという呼び方が

とてもポピュラーになっていますが、

これは今や正式な診断名ではないので、

(というかどこを探してもその名は出てこない)

アスペルガーと自閉症スペクトラムは別物のような

そんなイメージを持ったままの人、

多いのではないかと思います。

 

 

それ以前に、

アスペルガーという名称は

世界の中でも日本で一番

浸透した(広まった)そうです。

他の国ではこの呼び方は

それほど知名度はなかったそうな。

 

 

なぜ、日本ではこの呼び方が広まったのでしょうね。

 

 

いつも書いていますが、

このように診断名というのは

時代とともに変わりゆくのです。

それは、脳科学の進歩により

真実が塗り替えられて行くという側面もあるし、

日本国内においては

「障害」という言葉が日本人にとって

特別な意味合いを持つので

言葉の概念そのものの議論が生じて

表記が変わるという側面もあるし、

色々な背景があるようです。

 

 

ですから、皆さんに伝えたい。

「〇〇障害、〇〇症だから、

こういうことをするとよい」

「だからこういうことは出来ないので避ける」

と言う考え方、すなわち、

病名から方法を考えるという考え方は乱暴だということを。

大ざっぱすぎます。

 

 

目の前の問題をひとつづつ解決していくのに

病名(診断名)はあまり必要ありません。

だって、

目の前の問題というのは

宿題の量だったり、

ルールが厳しいからだったり、

子どもの気持ちを勘違いしていたり、

そんなことばかりですもの。

目の前の環境調整に集中すれば

それが解決への一番の近道になります。

 

 

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