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グレーな卵、金の卵になあれ

「家族」という密閉空間の風通し

hinamama 2018年04月19日 

 

「家族」というユニットは

言ってみれば、

密閉空間に閉ざされた独自の空間である、

と言い換えられると思います。

 

 

そこには独自のルールがあって、

家族以外の他者は出入りできない。

他者が出入りできないので

空気の入れ替わりもなく、

その空気がいくらよどんでも

中にいる人たちにはわからない・・・

 

 

家族の中にひきこもりがいると

その空気のよどみはますます濃くなり、

家族の人たちは中毒症状のようになって

心の痛みや苦しみが麻痺していきます。

 

 

痛い、苦しい。

この感覚をすごく感じながらも、

その痛みがなくては不安になる。

「痛い、助けて!」というサインを

もうひとりの家族に伝える。

すると、伝えられた人はまた次の家族に

「痛い、助けて!」とサインを送る。

それをグルグルグルグルと

家族の間でバトン渡しをしてリレーし続ける。

痛い、苦しい、どうにかして。

痛い、苦しい、どうにかして。

痛いのはお前のせいだ。

いや、痛いのはあなたのせいだ。

いや、痛いのはお前のせいだ・・・

 

 

そのバトン渡しがいつのまにか、

なくてはならない絆になっていく。

痛みそのものが家族の絆になるのです。

苦しみを共感しているという絆。

お互いが繋がっていないと生きていけないから

しがみつきあっていないと生きていけないから

苦しいということを共感しあって生きている。

 

 

そりゃあ、楽しく幸せな家族になりたいけれど、

そんなまぼろしは手に入らない。

しがみつきあっていくのが現実。

変わることなど想像できない。

「変わることが怖い」ということに

気がついていない人々。

 

 

本当は変わることが怖いのです。

不安だから。絶望しているから。

変わる自分を想像できないから。

 

 

これが、風通しの悪い密閉空間で起こっていることです。

 

 

どうか、これを読んで「ハッ」としたら、

あなたが窓を開けて換気してください。

「家族」という密閉空間の窓を。

 

 

換気の鍵は誰かに相談すること。

家族以外の味方をみつけること。

だれかを家の中に巻き込むこと。

とりあえず自分がそこから抜け出すこと。

 

 

密閉空間で麻痺状態になってしまうと、

そこから抜け出すことに罪悪感があるかもしれない。

でも、罪悪感を持つ必要はありません。

あなたが抜け出すことで

密閉空間に穴があいて、

風通しがよくなるかもしれないのだから。

 

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子ども、青年、大人。このブログはすべての世代と繋がっている

hinamama 2018年04月15日 

 

今日は少し、自分のブログの自慢をさせてください。

 

 

このブログの読者のほとんどは親世代です。

ひと言で親世代といっても、

幼児の親もいれば成人の親もいます。

30代から60代にわたる親御さんたちが

このブログを読んでくださっています。

 

 

そして、当事者の青年たちも

このブログを読んでくださいます。

自分でパソコンを自由に使える世代ですから、

20代が中心だと思います。

 

 

ブログ読者の中で

電話相談を予約してくださる人が多いです。

ですから、20代から60代の方が電話予約されます。

 

 

さらに、

電話相談していく中で、

私を信頼していただいて、

お子さんたちが直接私とカウンセリングすることになる、

そういうこともよくあるんです。

 

 

お子さんたちは10代です。

ですから、私は日頃、

10代から60代の方々とお話する機会に恵まれています。

 

 

これだけ広い世代の方とお話できることは

本当にすばらしいことだと思います。

様々な世代を交互にいったりきたりできるから、

世代間の橋渡し役として

みなさんに信頼していただけるのだと感じています。

 

 

このブログも書き続けて4年を超えました。

最初の2年はがっつりと発達障害についての知識を満載しました。

「幼児・児童」

「思春期」

「青年・成人」

「障害の伝え方・とらえ方」

「療育ってなんだろう」

「学習」

(クリックするとカテゴリーの記事が読めます)

 

 

このあたりのカテゴリーは

本当に本当に心をこめて書きました。

テキスト本ができるくらいの内容だと自画自賛しています。

 

 

そして、ここ2年ほどは

知識ネタも尽きたので(笑)

親がどのような心がまえでいたらいいかとか、

親がどのように心をメンテナンスすればいいかとか、

そのような精神的なことを書いています。

グレーな卵が金色に輝くための、

卵の磨きかたではなく親の磨きかた、

こちらを重視して書いてきました。

 

 

ところが、

「発達障害とは限らずに

すべての子育てに必要なエッセンスがある」

「大人がみんなこういうとらえ方ができればいい」

という評価をいただきます。

なんと嬉しいことでしょう。

 

 

今日もこのようなコメントをいただきました。

多分親世代ではない若い方だと思います。

 

 

「今日も一生懸命に参加することができました。今日を一生懸命参加することにより、明日も一生懸命に参加しようと思うことができます。目の前の行うべきことに集中をして、私も後ろのことに構っていられない程、一生懸命になりたいです。」

 

 

これは私の4月8日の記事

「仕方なく一生懸命・・・でもそれは間違っていない」

に対するコメントでした。

この記事には、親御さん世代からも

コメントをいただいています。

 

 

「毎日、大変な事ばかりで、「何で私ばかり」って思うこともたくさんあって。でも、そうやって生きてきた事が、今生きていく糧になっていると思えます。
今だって大変なのは変わらないし、イヤになることもあるけれど、毎日を一生懸命参加していきたいと思います。
これから先、今生きている事が糧になっていくように。」

 

 

なにがすごいかって、

私の記事より、

読者のみなさんの感受性がすごいと思います。

私の記事でみんなの感性が触発されて

素敵な言葉が紡がれていく。

ネットって弊害もものすごいけれど

プラスの力もすごいなと思います。

 

 

私はこれからも全ての世代と繋がっていきたい。

「橋渡し」をしていきたいと思っています。

押し付けてはいけません。

ただ、理解するだけ。

それがなによりの橋渡し。

親御さんも子どもをただ理解するだけで十分です。

 

 

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甘えに二つある・楽をしたい甘えと信頼の甘え

hinamama 2018年04月13日 

 

学校のつらいことを子どもが話す。

聞いている方もつらくなります。

子どもの表情は固く不安げ。

泣きだすこともあるでしょう。

 

 

聞いているこちらは気が気ではありません。

かわいそうに。学校行きたくないんだろな。

。。。え?

学校行かなくなったらどうしよう!?

 

 

ところが、

泣きたいだけ泣いて、

ぐずりたいだけぐずって、

こちらとしては「もうだめだー」と

諦めかけたところで、

ケロっとしてテレビ見て笑ったり

買って来たおもちゃで楽しそうだったり

翌日はいつもと同じ顔して登校したり。

 

 

親って振り回されることが多いですよね。

「子どもは自分に甘えてるんだな」

そんな風に思う瞬間です。

 

 

「私にしか甘えられないのね。よしよし」

と前向きにとらえられる人と、

「甘えてるんじゃないわよ!甘いんだからもう」

と批判的になる人と、

両方いらっしゃると思います。

 

 

やはり

「甘え」という言葉じたいに

ネガティブイメージがあるから

「甘え」というのは

あまり受け入れられる観念ではないですよね。

 

 

ですから、今度お子さんが、

ぐずったり甘えたりしたら、

「甘えてる」と評価せずに

こう考えてはいかがでしょうか。

 

 

「この子はわかってもらいたいんだな。

私はわかってくれると信じているんだな。」

 

 

そう、あなたは子どもに信頼されているから

甘えられているのです。

 

 

「甘えは信頼のしるし。」

こうとらえてみてはいかがでしょう。

 

 

ただね、甘えにはもうひとつあります。

ネガティブな方の意味です。

物質的に楽をしよう、

してもらおうとする甘えです。

他力本願の甘えです。

こちらは受け入れる必要はありませんよね。

 

 

「楽になりたい甘え」と「楽をしたい甘え」

とも言い換えられるでしょう。

 

 

「楽になりたい甘え」は信頼のしるし。

信頼されているのです。

 

 

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二日、三日で判断せずに

hinamama 2018年04月10日 

 

始業式が始まって、2~3日が経った頃ですね。

お子さんの新しいクラスはいかがですか?

 

 

仲良しはクラスにいましたか?

同じクラスだと困るなあ、と思った子は?

担任の先生は変わりましたか?

前の先生と比べると??

 

 

まだ二日三日しか経っていないのに、

この世のおしまいみたいに感じている人、

いませんか?

いますよね~

 

 

まだ落ち込むのは早いですってば~

 

 

最初に「よかった~」と思っていて、

そのうちにいろいろアラが出てきてがっくりする・・・

これはよくあるパターンです。

こっちの方がダメージ大きいですよ。

 

 

それより、最初に「あ~あ」

と思っているほうが、

後になっていいところに気づいたりして、

「いいとこあるじゃん」なんて

好感持てることだってあるんだし。

 

 

とにかく、今判断するのは早すぎです。

間違いないのは

今この時期に一喜一憂している人は

学校に期待しすぎです。

(もし特別に、あるいは個人的に嫌な思いをしている人がいたらそれは例外ですが)

 

 

 

学校の先生を悪く言っているのではありません。

そんなに期待されたって学校の先生は困りますよきっと。

学校の制度にも、教員の資質にも限界があるんです。

心理士にも資質に限界があるように。

 

 

ヒトは誰でも変化には弱いものです。

変化大好き!!と言っている私のような人は

特別です。ADHD器質なんですねこれは(笑)。

誰でも4月の「はじまりの月」には弱いんです。

 

 

4月は息をひそめてじっくり待ちましょう。

4月は新しい判断をしちゃだめ。

新しく何かを決めないで。

息をしているだけでOK。

花が芽吹いて暖かくなって、

ただでさえそわそわしちゃう月ですから。

4月はじっくり様子をうかがう月です。

 

 

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仕方なく一生懸命・・・でもそれは間違っていない

hinamama 2018年04月8日 

 

 

忙しい毎日に非日常的なものが欲しくて、

久しぶりによしもとばななの小説を読んでいます。

タイトルは「王国」。

 

 

山奥で薬草茶を売る

スピリチュアルなおばあちゃんに育てられた主人公。

世間から離れた少女時代を終えて、

東京でこれまたスピリチュアルな青年の

仕事の手伝いのバイトをすることになります。

 

 

この子は言ってみれば

公認されたひきこもり。

 

 

そんな境遇の彼女がつぶやく言葉が

すごく真理をついているんです。

 

 

たとえば・・・

 

 

たいていの毎日はなんということなく過ぎていくが、その中にいろいろなつながりがあって、

朝の光につやめく蜘蛛の糸のように、最後には美しい形を見せることがあるからだ。

その中にはひからびた虫だとか、一見醜く見えるものもたくさんある。でも、そこにあらわれたものはきっと、

大きな大きな目で見れば、全てがすばらしいもの、かけがえのないものなのだ。

 

 

ただただ同じ毎日の繰り返しに見えて、

無駄なことなんてなにひとつない。

無駄と思えることのひとつひとつが繋がって、

最後には一本の糸になって、

その糸で人のこころは紡がれるのだ・・・

ってことですよね。

 

 

長い山ごもりの生活を振り返って、

彼女はこう表現します。

 

 

少し前は失ったものを嘆いてばかりいたが、今となってはなにも失ってなんかいなかったことが

なんとなくわかる。

自分の体と心と魂、それを持ってさえいれば、欠けるものはいつでもなにひとつなくて、

どこにいようと同じ分量の何かがちゃんと目の前にあるようなしくみになっているのだ。

もしそう感じられないのであれば、それは本人の問題に過ぎない。

 

 

自分の体と心と魂(精神)は、

減ることも欠けることもない。

そして、誰の目の前にも平等に、

同じ分量の何かが必ずあるしくみになっている。

世の中はそういうシステムになっているのだから

心配しなくていいのだということですよね。

ただし、目の前の必ずある「それ」に

(なんでもない日常の一コマにあるそれ)

ちゃんと気づかなくてはならない・・・

気づくか気づかないかは本人の問題・・・

 

 

そして、自分の人生をこう表現しています。

 

 

じつのところ他の人生を選べなくてそこに流れついてしまったから仕方なく一生懸命毎日に参加しているだけな

のだ。

 

 

仕方なく流れついたそこで、一生懸命毎日に参加する。

この子はそれでも全然悲しくないし後悔もない。

別に流れついたことは悲しいことではないから。

 

 

人生は選べるものだと思うのは

現代人の錯覚ですもの。

 

 

彼女はむしろ、「一生懸命毎日に参加」した先に

何が待ち受けているか、

待ち遠しくさえあるように思えます。

 

 

そのとおりだよなー

と思った今日でした。

 

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いつも4月、今日、この日

hinamama 2018年04月5日 

 

毎年4月の今日、この日には、

私は同じような記事を書いてしまいます。

 

 

入学式。ピカピカの三つ揃えの服。

まだほこり臭くない制服。

キレイにメークしたピカピカのお母さん。

一緒に歩いているスーツ姿のお父さん。

 

 

ワクワク感にあふれています。

 

 

駅の定期券売り場には行列ができて。

特設のテーブルの上で、

申込書に書き込む大学生たち。

レストランではよそゆき着の家族。

お昼からお父さんはビールを頼んで。

お母さんの胸にはコサージュ。

これは全部、今日、目にした光景です。

 

 

ほほえましく見える人、

なんだか寂しい気分になる人、

両方いるのだと思います。

 

 

私はもうばあばみたいな立場だけれど、

どちらかというと・・・やっぱり

切ない気持ちになります。

ちょっと妬ましいような。

 

 

寂しくて切ない派のみなさん、

あなただけではありませんよ。

結構、たくさん仲間がいます。

 

 

泣きたい時は泣きましょう。

誰も見ていなければ

いくら泣いたっていいじゃないですか。

 

 

きっとね、

将来すごーく嬉しいことがひとつでもあれば、

過去の4月の切なさは薄れて消えてしまいます。

将来起こるたったひとつの喜びで、

4月のゆううつなんて飛んでしまいます。

4月のこの気持ちはその程度のセンチメンタルです。

 

 

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保護者がスクールカウンセラーに満足できない理由

hinamama 2018年04月2日 

 

春の花。いいですね。

・・・・・・・

 

 

スクールカウンセラーの役割ってなんでしょうか。

病院のカウンセラーの役割ってなんでしょうか。

これを分析して知っておくと

保護者の方々もそんなに苛立たないかな、

ということに気がつきました。

 

 

先日参加した「公認心理師」の講習会では

30代から60代(それ以上の人も)の参加者がいます。

講義の合間に事例検討のディスカッションがあります。

教育現場で働く心理士と

医療現場で働く心理士とでは

明らかに視点が違っていました。

それで気づいたのです。

 

 

私はさいわい、教育と医療の両方に仕事があります。

ですから、できるだけ公平に述べたいと思います。

 

 

義務教育の子どもが不登校になる。

あるいは身体に症状が出る。

学校で生徒たちと上手くいかない。

学校でじっとしていられない。

・・・・・

こういったケースのディスカッションをしたのですが、

スクールカウンセラー(以下SC)をはじめとした

教育現場の人は、

「まず、本人ならびに保護者の話をよく聞いて」

「心理検査などをできるだけ早くお勧めし」

「検査結果から適切な判断をあおぐ」

という観点からお話をされる傾向がある。

 

 

一方、医療現場の人は、

「身体症状や苦手な刺激の確認」

「本人や保護者の関係性や養育能力」

「具体的な合理的配慮などの検討」

という観点からお話をされる傾向がある。

 

 

当たり前といえば当たり前なんですね。

学校は受診からも診断からもほど遠い人の集合体。

炊き出しの大きなお鍋に入った芋煮なんですよね。

ところが病院というのは、

その芋煮の鍋の中から

まだ煮えていない固い野菜だけを取り出したようなもの。

まだ固くて煮えていないから

こっちの鍋でもう一回煮てみましょう・・・

って感じではないでしょうか。

 

 

だから、SCや教育相談員はどうしても検査を重視するし、

医療に繋げないといけない人や、

療育に繋げないといけない人を

きちんと見つけて精査して

引き継ぐ・引き渡す、という役割を担っているのですね。

 

 

一方、医療現場では、

引き渡されたあとを引き受けるわけです。

建前としては、医療なんだから検査ありきなんですけど、

本音でいえば、検査はけっこうどうでもいいんです。

(少なくとも私がいる現場では)

だって、診断しなくても、

今まさに困っていることに目を向ければ

患者さんからの情報をしっかり受け取れば

たいていのことには糸口が見つかりますから。

ある意味、でーんと構えていられるんですね。

 

 

それよりなにより、

昔から臨床心理士というものは

「とにかくアセスメント(検査や見立て)

が出来ないといけない」

と教えられているのです。

逆に言うと、「臨床心理士は検査をとる人」

という風土があったのです。

今はその風土はずいぶん薄れてきたと思いますが。

 

 

だから、SCから「とにかく検査を」

と言われる流れになるのは無理ないんです。

 

 

ところが、SCの助言に従う保護者には

苦痛が伴います。

いきなり検査を勧められたような気持ちになったり、

検査をした後は他機関を勧められたり、

逆にもっと力になってほしいのに

ただ話を聞いてくれるだけだったり・・・

といった感想を持ってしまいます。

 

 

結論を言ってしまうと、

SCさんたちの質の問題というよりも

制度の問題だと思うんですけれどね。

風通しの悪い学校の性質とか

SCさんが育たないような不自由な制度。

(校長→副校長→各職員間の連携とか

形式上の会議だとか書類だとか

SCが他の事に時間をとられるとか)

 

 

ですから、保護者のみなさんに知ってほしいのは、

「子どもは学校が怖いんです」

「子どもはじっとしていられないけど

勉強は好きなんです」

と、いくら子どもの特性を理解してもらおうとしても

SCの役割には限界があるのです。

 

 

電話相談で、学校やSCに対する不満をよくお聞きします。

中には残念な学校、残念なSCもいるようですが、

(実は残念な話の方が多いのだけれど)

学校の心理士と病院の心理士は役割がちがいます。

そういう風にとらえれば、

SCさんとも違った関係が築けるのではないでしょうか。

 

 

大きな、大きな芋煮の鍋から

すくって(救って)もらっただけでもありがたい。

あとは、

「SCに何をしてもらえるか」ではなく

「SCに何ができるかな」と考えて

できそうなことをやってもらう。

そして、「無理かな」「満足できない」

と思ったら医療へ相談を。

 

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