自閉症スペクトラムの人と

たくさんお話をしてきました。

ここ数年は20代の人が多いです。

 

 

少し前までは中・高生が一番多かったように

思うのですが・・・

 

 

20代の人とお話して考えさせられるのは

「怒り」という感情についての

さまざまな思いです。

 

 

ひとたび「怒り」のスイッチが入ると

自分をコントロールできない人がいるかと思えば、

その真逆で

「怒り」という感覚を全く知らない

「怒り」を覚えたことがない、

そういう人たちもまた存在するのです。

 

 

「怒り」が強い人は

気がついた時にはもう行動をしてしまっているので

そのあとの対処が大変です。

そもそも、行動せずに

問題行動を未然に防げれば一番いいのですが

そうはいかないから日々困っているのです。

 

 

その正反対の方、

「怒り」という感覚がない人、

こちらもとても困るのです。

 

 

「怒り」がなければ

問題行動もないだろうから

それでいいんじゃない?

と思う人もいるかもしれませんが

決してそうではないのです。

 

 

簡単な言い方をすれば、

「怒り」の感情がないと

言われるままの人生になってしまいます。

好き・嫌いとか正しい・間違ってるとか

そういう価値判断が出来なくなります。

そして、自分の意思というものが

どこにあるのか

わからなくなってしまうのです。

 

 

「怒り」という感情が

人間にとってどれだけ大切なものか。

たぶん、みなさん、改めて

そういう風に考えたこと

あまりないのではないでしょうか。

 

 

怒りはエネルギーです。

負のエネルギーにもなるけれど、

正のエネルギーだって、

怒りがないと生まれないと思う。

 

 

かといって、

怒りにとらわれているうちは

幸せはやってこない。

 

 

怒りがこみあげてきて、

それをエネルギーに変えて、

何か変化が起こって、

それで新しいことを学ぶ。

そのあとに幸せがやってくる。

 

 

怒り。それは最初は、

負のエネルギーでしかないかもしれない。

でも、その負の連鎖を繰り返すことで

きっと気づくこともあるはず。

その気づきがあってから

本当の幸せは訪れるのではないでしょうか。

 

 

怒りがないと気づくことができない。

いつまでも言われるまま

いつまでも自分に自信が持てないまま

自分が喜んでもいいと気づけないまま

自分が嫌なものは嫌だと言えないまま

 

 

そして、

自分がなにを欲しているのか

気づけないまま・・・

 

 

「怒り」によって問題行動を起こす人、

こちらが多いと思われているかもしれませんが

(こちらの方が表沙汰になるからです)

「怒り」を感じられずに

ひきこもっている人は

同じくらいいるのではないかしら。

 

 

だからこの本が芥川賞を取ったのではないか、

そんな風に思います。

審査員たちが自閉症スペクトラムを

どれだけ意識したのかはわかりません。

でも、間違いなく、

時代が何かを訴えているから

この小説が日の目を見たのだと思います。

 

 

「コンビニ人間」村田沙耶香 文芸春秋

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この本を読んでいて、最初は、

なんでこの本が売れたのか?

読んでいる人は何を評価しているのか?

といら立ちがありましたが、

最後まで読んで納得がいきました。

 

 

人間が描かれていることに違いない。

移り変わり流れていく人間のありさまの

断片が描かれている・・・

そう感じることができました。

 

 

このブログに興味を持ってくださる人は

みなさんこの本を味わえると思います。

 

 

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