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電話相談で素敵なお話を聞きました。

 

 

もう大人になった我が子。

ひきこもっている間にも

いろいろな時期があります。

 

 

暴れて大変だった時期。

親への暴言が止まらなかった時期。

まったく顔を合わせない時期。

「おはよう」を言うだけで怒られた時期もありました。

 

 

だから親子の会話はほとんどなく、

食器を下げにくる時に

少しすれ違うだけの日々。

 

 

「もう、手はかけられないから

目をかけることしかできません。」

 

 

そう言っていたお母さんは

こんな風に子どもに目をかけ続けました。

 

 

こだわりや感覚過敏がある子どもは

食材にも食感にも衛生管理にも敏感です。

だから、安心して毎日の食事を食べてもらうために

お母さんは食事に必ずメモを添えました。

 

 

マーガリンは入っていません、

バターが使われています。

今日の調味料はこれとこれです。

原料はこれだけのものが入ってます。

などなど。

 

 

いつも部屋にこもっているから

季節を感じてほしい。

季節の言葉を知ってほしい。

日本の慣習や風情を覚えてほしいから、

メモには季節の豆知識や

慣用句などもひとこと書き添えました。

 

 

ずっとずっと、どのくらい続けたでしょうか。

食器を下げたお盆にはメモは残っていません。

とっておくことはしないでしょう。

ゴミ箱に入っているのでしょう。

確認なんてしてません。

母親が母親としてやりそびれてしまった

過去の全ての後悔とひきかえに、

今、思いつく限りのことをしているだけです。

こんなことしか思いつかないから・・・

だから、一方通行の一筆箋のラブレター。

 

 

「それはなかなかできることではないですよ。

お母さんの鏡のような行為です。」

と私が言ったら、

「いえいえ、このくらいのこと、

きっとみなさんやってらっしゃると思います。」

「何年後かに、メモに書いた慣用句が

子どもの口からふと出たらいいな、

と思って書いているんです。

家の外のことを何も知らずに生きている子が

季節の言葉を使えるようになればいいなって。」

と返事が返ってきました。

ご本人、どれだけ素晴らしいことをしているか

気づいていないようです。

 

 

食事のおしながきだから

押しつけでなく、さりげない。

いつでもあなたを気にとめているよ

というメッセージ。

なんて素敵な「目のかけ方」なのでしょう。

 

 

最近、いいことがあったみたいです。

 

 

「今日は○○市名産のお豆が入ってます」

と書いたら、

食器を下げにきた子どもが

「○○市じゃなくて‟町”だよ。

あんな人口の少ない地域が市のはずないじゃないか」

とぼそっと言ったそうです。

 

 

一時期は

あいさつもさせてもらえなかったのに。

ささやかだけど、ごくありきたりだけど

ごくありきたりのコミュニケーションが再開してる・・・

 

 

お母さんの毎日の努力に脱帽です。

誰にでもできることじゃありませんよ、お母さん。

 

 

そして、長い時間がかかっていても

必ず親子の関係は歩み続けている。

子どもの心も動き続ける。

一日、一日に動きは見えないけれど

絶対に必ず動き続けている。

何年か経つと、

驚くほど動いているものです。

 

 

「もう手はかけられないから

目をかけるだけです・・・」

 

 

なんて素敵な言葉でしょう。

 

 

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