心理学の方法論で

こうしろ、ああしろ、と相手を責める言い方はよくない、

相手に指図する言い方は相手の反発を買う、

それよりも

「私はそうされると悲しいの」

「私はそうされて嬉しいの」

というように「I(アイ)メッセージ」を伝えた方が

気持ちが通い合ってうまくいく・・・

という話を皆さん聞いたことがあると思います。

 

 

私もその通りだと思うし、

実際にそういう言い方をよくしています。

相手の態度に期待するのではなく

自分がどう思うか、どうしたいかを伝える方が大切、

こう思います。

 

 

ところが!

そうとは限らないこともあるのだと

最近学びました。

 

 

不登校だったりひきこもりだったり、

現在がうまくいかなくて

その原因が過去の親の育て方や環境のせいだ、

と考えて親を責める子は多いです。

「なんであの時受験させてくれなかったんだ!」

「なんでお金がないのに子どもを産んだんだ!」

と、何度も何度も繰り返し責められて怒られる、

という親御さん、多いと思います。

 

 

そういう時、親は誠心誠意で説明します。

親は親でよかれと思ってやったことだ、

決して悪意があってやったわけじゃない、

我が子のためを思ってしたことだ、と。

 

 

ところが、そのうちに

じゃあ、どうしろっていうのよ!?

過去は変えられないからどうにもならないでしょ!?

私だって相当苦しんだのよ!

どうしてわかってくれないの?

こうして繰り返し繰り返し責められるのも

どんなにつらいことか!!

というニュアンスに変わっていくこともあるでしょう。

 

 

こんなエピソードがありました。

 

 

繰り返し繰り返し自分が産まれてきたことを

親に責める青年がいました。

親も繰り返し繰り返し聞き手になって

聞いてあげるしかないと思っていましたが

聞いてあげればあげるほど

青年の怒りはおさまるどころか

エスカレートするのでした。

 

 

どうしたらわかってもらえるのか?

親は自分が変わるしかないと考えて、

待つこと、我慢することに努めました。

そのうちに青年の方も

自分の生活のペースを尊重されている

ということに気づき始め、

そんなに怒ってばかりではなくなりました。

 

 

そんなある日、そうはいっても、

久しぶりに過去を責めるいつものセリフが出てきました。

親は「それを言い始めると、自分がつらいでしょ?」

と言いました。

すると、青年は、「そうだな、自分がつらくなる」

と答えたそうです。

親の言葉をかみしめて肯定したのです!

以来、今のところ、

もうその話は出なくなったそうです。

 

 

すごい話です。感動しました。

 

 

お母さんは言いました。

「今まではそれを言われると『私がつらい』

というメッセージになっていたと思うけれど、

今回は『あなたがつらいでしょ』というメッセージだったから

彼の心に届いたのかもしれない」と。

 

 

私もそれがよかったのだと思います。

「あなたがつらいでしょう」と冷静に言ったことで

青年の気づきと自己理解を促したのだと思います。

 

 

そして、

相手が出るのを待つ姿勢にしたからこそ

こういうことが起こったとおもいます。

本人が冷静に過ごせる時間を提供したこと。

ある程度自分で考える時間を与えられなければ

このような変化は起こらなかったと思います。

 

 

「私がつらい」というIメッセージだと

子どもは悲しくなります。

親を悲しませることが悲しいし、

そんな自分が嫌いになります。

でも、「あなたがつらいでしょう」

というyouメッセージだと、

言葉が自分自身に返ってくる。

親として子を思いやっていることも伝わってくる。

 

 

あれ?youメッセージの方がいいんじゃない??

 

 

私は頭の中を整理してみました。

うん、もしかして、思春期以降の青年には

親のIメッセージよりも

子どもに向けたyouメッセージの方が

思いが伝わるのかもしれない。

 

 

悲しい顔をしている親を、

苦しんでいる親を見て、

いい気持ちがする子どもなんていない。

しかも自分が原因で苦しめているとしたら

もう自分なんていなくなっちゃえばいいと思うでしょう。

それなのに外に出られない自分。

気が狂いそうになるでしょう。

 

 

そういう状態の時は

できれば親は毅然として

「あなたを見ているよ」

という態度だけを貫いたほうがいいのかもしれない。

 

 

さきほどのエピソードで、

「あなたがつらいでしょう」と言えたのは

親が子どもを理解しているから。

青年がその責めの無限ループに陥る時、

本人が一番つらくて怒りが増してしまうということを

きちんと観察して理解していたから

言えた言葉だと思います。

 

 

決めていたことが実行できたり

我慢が足りない日もあったり

何も変わらない毎日に不安になったりしながら

毎日難しいことに立ち向かっているお母さんがた、

頭が下がります。

 

 

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