お母さんが、困って、焦って、

子どもをクリニックに連れてきます。

「このままでは留年します!」

「やればできるのにやらない!」

「何度言ってもわかってもらえない」

「本人に危機感が全くない!」

 

 

子ども本人がカウンセリングを必要としていない場合、

子ども本人が話したいこと、解決したいことが出てくるまで、

カウンセリングを中断します。

なぜなら私は、

お母さんが望む通りに

子どもを仕向けるのが仕事ではありませんから。

 

 

それでも、ひょっこりと、

子どもだけが現れることがあります。

「あれ?何か話したいことがある?

それとも、お母さんに行けって言われたの?」

「はい。朝、突然行けっていわれて・・・」

 

 

「心配なこととか、困っていることある?」

「・・・思いつかないです」

 

 

これではカウンセリングは成り立ちません。

本人に来談意欲がない限りは。

 

 

最近の療育にも似たようなものを感じます。

 

 

子どもだけ参加させて、

子どもがスキルアップすればいい、

という風潮、ありませんか?

 

 

療育が習いごとみたいになっていませんか?

児童デイはそういう面があるかもしれないけれど、

(保育園的な?)

療育の場合はそうではなかったはずです。

 

 

以下、杉山登志郎「発達障害の豊かな世界」(日本評論社)
からの抜粋です。(P.219)

 

(なぜ母子通園が好ましいかという理由について)
「基本的な対人関係の構築を行うのであれば、
保母(親でない他者)とよりは
できるだけ実際の母子の間のかかわりが進むことが
好ましいことは明らかである。
お互いが付き合えば付き合うだけ、
互いのことがわかってくる。
母子がお互いを知ること、
特に母親が子どもの限界についても
正確に知っていることが
子どもに対して適正な教育を選択するうえでも
不可欠のことである。」

 

専門家が指導しているのを見ながら、

真似できることは母親がやってみる。

他人がやるよりも母親がやるほうが

子どもに深くしみこむってことなのだと思います。

そして、子どもを深く理解することで

療育が終わった先で

正しい進路選択ができるのです。

子どもと一番長く一緒にいるのは

母親ですから、

お母さんがお子さんの一番の専門家なんですよ。

 

また、杉山先生はこう書かれています。(P.220)
「早期療育において最も大切なことは、
実は子どもの療育ではなく、
障害児を抱えた母親を支えることである。」

 

20数年前よりも自閉症が軽症化されているといいます。

それは、療育によって、母親を支えてきたことが

大きいのだというのです。

療育でお母さんも支えてもらってください。

「こんなことしてた、こんなこと言われた」

で終わらずに、

お土産をもって帰ってください。

 

 

この本も今となっては古い本となってしまったので、

「療育」という概念が変化しているのかもしれません。

 

 

診断名も変われば、行政の制度も変わる。

刻々とすべてが連動しながら変化していく。

やっぱり、

時代が変わっても親にできることは

いつの時代もただひとつ、

我が子の育ちを見つめて、

今持てる力(=限界)を見極めること。

 

 

今持てる力(限界)で出来ることを考える。

オンリーワンのプログラムを作ればよいのです。

難しいことではないのです。

(お母さんが焦りとか比較とか世間体を捨てさえすれば)

今日の記事はちょっと辛口だったかな・・・?

 

 

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