休日の晩に家族がいない一人きりの晩、

なかなかないラッキーデー。

ゆっくりとお酒を飲みながら

「男はつらいよ」を観ました。

今夜はどれを観ようかな❤

 

 

第8話の「寅次郎恋唄」に決めた。

マドンナは池内淳子です。

 

 

寅さんは毎回ふられるということになっていますが、

正確にはそうではありません。

寅さんは愛されると自分から逃げてしまう、

というパターンの方が実は多いのだと思います。

 

 

第8話も、自分から逃げてしまうパターンです。

 

 

帝釈天のすぐそばに喫茶店を開いた

シングルマザーの池内淳子。

寅さんは相手が美人だから惚れちゃうのだけれど

寅さんがその女性に寄り添ううちに、

女性の方が寅さんを頼りにするようになります。

 

 

俺はとんでもない男。

フーテンだし、所帯を持つ能力もない。

気の向くまま、風の吹くまま。

 

 

そんな男なのに、

池内淳子は寅さんを「うらやましい」と言います。

女手ひとつで生活する。

小学生の息子のこともいまひとつ理解できないまま、

喫茶店を生活の糧にするために

経営のことで精一杯。

大家さんには賃貸料の滞納にお詫びを入れ、

新事業の喫茶店の借金取りの取りたてにあい・・・

 

 

疲れて大きなため息を吐いた夕暮れの庭先に

寅さんが訪ねてきたのを見つけたマドンナ。

寅さんにつぶやきます。

 

 

「旅芸人の亭主、憧れるわ。

旅のお供をして、亭主の為に寄り添って力になる。

たとえ生活が苦しくったって、亭主と子どもと一緒に。」

「寅さんのように気の向くままに仕事に出る。

それもまたうらやましい・・・」

 

 

心も財布の中も

にっちもさっちもいかなくて、

晩御飯の支度が終わって、

子どもが遊びに行って帰ってくるまでの

ほんの数十分の空き時間に

ちゃぶ台に肘をついてひと休みするのが精いっぱいの休息。

 

 

そんな池内淳子が寅さんをうらやましいと思うのは

当然のことだと思います。

 

 

ところが、寅さんは

「こんな俺をうらやましいと思うなんて」と

驚きます。ショックを受けるのです。

 

 

相手の気持ちをおもんばかる能力が足りないので

必ず逃げてしまうのが寅さんなんです。

この翌日、寅さんは旅に逃げてしまいます。

 

 

この話、何度も観ているのですが、

なんだか今日、2018年になって、

私は初めて寅さんにムカつきました。

 

 

寅さんは自分の気持ちにまっすぐで、

熱い気持ちを持ち続けるから

だから人の心を動かす。人の心に足跡を残す人。

そう思っていました。

 

 

そして、人間というのは

難しいテクニックなど必要なくて、

正直に生きていけば

必ず愛が伝わって人とのつながりも続いていく・・・

そんな風に思っていましたが、

この8作目はそんなんじゃない。

寅さんはバカ者だ!

そう思いました、今夜。

 

 

そして改めて思いました。

「男はつらいよ」のシリーズは、

実は寅さんのキャラクターが良いのではなく、

寅さん以外の周囲のキャラクターが素晴らしいから

名作として人の心に残っているのだと。

 

 

発達障害の寅さんをたたえるお話ではなくて、

周囲の人たちの愛にあふれる態度をたたえる話なんだなあって。

 

 

病気があるとか障害があるとか、

そんなことおかまいなしに

自分とつながりのある大切な人を

どのように支えるか、愛するか。

その人が自分の目の前にいるという運命。

宿命。ただの流れ。

偶然。必然。

 

 

それを受け入れているだけのとらやの人たち。

この映画はそれが素晴らしいんだろうな。

さくらとかおいちゃんとかおばちゃんとか満男とか。

 

 

彼らが寅さんを

そのままに当たり前に受け入れているだけ。

 

 

それ以上でもそれ以下でもない。

お兄ちゃんだから。

甥っ子だから。

義兄だから。

叔父さんだから。

世話になったから。

嫌いだけど好きだから。

してくれたことも沢山あるから。

だからこの映画は素晴らしいのでしょう。

 

 

寅のバカ!

鈍感で、空気を読めなくて、

相手の気持ちをおもんばかれなくて。

 

 

小学生の頃、うちの次男は寅さんシリーズが大好きでしたが

今は大嫌いみたいで、

私が観ていると部屋をでていきます。

その気持ちもわかります。

寅さんはあったかいけれど

それは大人の感覚でそう思うのであって、

寅さんは同時に

とてもデリカシーのない人間ですもの。

若くて不器用な青年には

寅さんは受け入れられないのかもしれない。

 

 

人間の感性はあまりにも複雑ですね。

年齢やライフステージの段階によっても

関心や好みが変わるし、

人によって優しく感じることが

人によっては残酷で酷いことに感じる。

親が子にかける言葉、

妻が夫に、夫が妻にかける言葉、

ときに凶器のように心に突き刺さったり

氷を解かす暖かい言葉になったり。

 

 

怖い。責任を感じる。

でも、やってみないとわからないことだらけなので、

勇気をもって、責任をもって、

ぶつかってみるしかないのでしょう。

 

 

やっちまった後、失敗した時には

やりっぱなしにせず

きちんと後始末をする。

それさえできれば

失敗してもどうにかなると思うのです。

 

 

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