春の花。いいですね。

・・・・・・・

 

 

スクールカウンセラーの役割ってなんでしょうか。

病院のカウンセラーの役割ってなんでしょうか。

これを分析して知っておくと

保護者の方々もそんなに苛立たないかな、

ということに気がつきました。

 

 

先日参加した「公認心理師」の講習会では

30代から60代(それ以上の人も)の参加者がいます。

講義の合間に事例検討のディスカッションがあります。

教育現場で働く心理士と

医療現場で働く心理士とでは

明らかに視点が違っていました。

それで気づいたのです。

 

 

私はさいわい、教育と医療の両方に仕事があります。

ですから、できるだけ公平に述べたいと思います。

 

 

義務教育の子どもが不登校になる。

あるいは身体に症状が出る。

学校で生徒たちと上手くいかない。

学校でじっとしていられない。

・・・・・

こういったケースのディスカッションをしたのですが、

スクールカウンセラー(以下SC)をはじめとした

教育現場の人は、

「まず、本人ならびに保護者の話をよく聞いて」

「心理検査などをできるだけ早くお勧めし」

「検査結果から適切な判断をあおぐ」

という観点からお話をされる傾向がある。

 

 

一方、医療現場の人は、

「身体症状や苦手な刺激の確認」

「本人や保護者の関係性や養育能力」

「具体的な合理的配慮などの検討」

という観点からお話をされる傾向がある。

 

 

当たり前といえば当たり前なんですね。

学校は受診からも診断からもほど遠い人の集合体。

炊き出しの大きなお鍋に入った芋煮なんですよね。

ところが病院というのは、

その芋煮の鍋の中から

まだ煮えていない固い野菜だけを取り出したようなもの。

まだ固くて煮えていないから

こっちの鍋でもう一回煮てみましょう・・・

って感じではないでしょうか。

 

 

だから、SCや教育相談員はどうしても検査を重視するし、

医療に繋げないといけない人や、

療育に繋げないといけない人を

きちんと見つけて精査して

引き継ぐ・引き渡す、という役割を担っているのですね。

 

 

一方、医療現場では、

引き渡されたあとを引き受けるわけです。

建前としては、医療なんだから検査ありきなんですけど、

本音でいえば、検査はけっこうどうでもいいんです。

(少なくとも私がいる現場では)

だって、診断しなくても、

今まさに困っていることに目を向ければ

患者さんからの情報をしっかり受け取れば

たいていのことには糸口が見つかりますから。

ある意味、でーんと構えていられるんですね。

 

 

それよりなにより、

昔から臨床心理士というものは

「とにかくアセスメント(検査や見立て)

が出来ないといけない」

と教えられているのです。

逆に言うと、「臨床心理士は検査をとる人」

という風土があったのです。

今はその風土はずいぶん薄れてきたと思いますが。

 

 

だから、SCから「とにかく検査を」

と言われる流れになるのは無理ないんです。

 

 

ところが、SCの助言に従う保護者には

苦痛が伴います。

いきなり検査を勧められたような気持ちになったり、

検査をした後は他機関を勧められたり、

逆にもっと力になってほしいのに

ただ話を聞いてくれるだけだったり・・・

といった感想を持ってしまいます。

 

 

結論を言ってしまうと、

SCさんたちの質の問題というよりも

制度の問題だと思うんですけれどね。

風通しの悪い学校の性質とか

SCさんが育たないような不自由な制度。

(校長→副校長→各職員間の連携とか

形式上の会議だとか書類だとか

SCが他の事に時間をとられるとか)

 

 

ですから、保護者のみなさんに知ってほしいのは、

「子どもは学校が怖いんです」

「子どもはじっとしていられないけど

勉強は好きなんです」

と、いくら子どもの特性を理解してもらおうとしても

SCの役割には限界があるのです。

 

 

電話相談で、学校やSCに対する不満をよくお聞きします。

中には残念な学校、残念なSCもいるようですが、

(実は残念な話の方が多いのだけれど)

学校の心理士と病院の心理士は役割がちがいます。

そういう風にとらえれば、

SCさんとも違った関係が築けるのではないでしょうか。

 

 

大きな、大きな芋煮の鍋から

すくって(救って)もらっただけでもありがたい。

あとは、

「SCに何をしてもらえるか」ではなく

「SCに何ができるかな」と考えて

できそうなことをやってもらう。

そして、「無理かな」「満足できない」

と思ったら医療へ相談を。

 

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