<発達障害の周辺でよく聞く疾患名(診断名)>

 

  • 起立性調節障害

朝どうしても起きられない、夜も寝つけない、めまいや立ちくらみがある、動悸がある、なにもやる気が起きない・・・この症状は親はとかく「怠けている」と判断しがちですが、立派な病名がついています。検査をしても結果に出ないことでも知られています。逆を言えば、検査をしても異常がない場合、「起立性調節障害」であると診断されることになるようです。小学生から思春期にかけて多く発症するので、小児科で診てもらいます。治療方法は運動療法や生活改善をして子どもの不安を取り除くことを目指します。それでも改善しない場合、服薬治療もあります。

 

  • 反抗挑戦性障害

しばしばかんしゃくを起こす、いらいらさせられやすい、権威ある人の要求や規則に従うことに反抗または拒否をする、故意に人をいらだたせる、口論する・・・・こういった行動が激しく、正常範囲の頻度を超えた場合、「反抗挑戦性障害」の疑いがあります。5歳以上の子どもでは1週間に1回、少なくとも6カ月間にわたって継続的に起こっている場合、正常範囲を超えているとされています。他害(人や動物)や器物損傷が加わると「間欠爆発性障害」「素行障害」という疾患名がつく場合もあります。

 

反抗挑戦性障害にも軽度・中等度・重度があり、軽度は「症状が1つの状況に限局している(例:家族、学校、仕事、友人関係)、中度は「いくつかの症状が少なくとも2つの状況でみられる」、重度「いくつかの症状が3つ以上の状況でみられる」とされています。

 

発達障害のパニックやキレやすさとの関連についてはDSM(アメリカの診断基準マニュアル)には記載がありませんが、この症状を呈している発達障害当事者は多いように思います。

 

  • 強迫性障害

ばい菌が怖くて清潔にしないと気が済まない、病気になったらどうしようと思うとその心配が頭から離れない、同じように並べて置かないと気が済まず、並べ替えないと次に進めない、戸締りを何回確認しても自信がもてず出かけるのに時間がかかる・・・こうしたことがらがばかばかしく意味のないことだとわかっているのだけれど、気にせずにはいられない。その自分の理不尽さもわかっている・・・不安と苦痛と闘い続けるのがこの疾患です。発達障害の特性である「こだわり」とよく似ています。症状としてはほとんど同じです。